242 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:08:04 ID:qIfErOzY [2/20] / ̄ ̄\
/ ヽ_ .\
( ●)( ●) |
(__人__) |
l` ⌒´ | と、いうわけで・・・・・・
{ |
{ /
_. -: ´Λ _.へ` 、
r<: : : : /:|: :、  ̄r' \ :\_
/: : :l : : : : : :\`IエL>、 >ヘ::Λ
|: : : ト、: : : : : : : : : : : : : `ー/ : : V |
〈: : : :::: _ -¬-−―-、: : く:r 、: : : V }
/: : :_ン´: : : : \ ,___, ィ ): : :`く : : : ヘ|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/ ー ー \
/ (●) (●)ヽ
| (__人__) ! 問題1の解説だお。
ヽ、__ `⌒´ ノ
rへニニ,r '' \ノ ̄ヽ
| | / ',
fニニ):| | ト :| |
243 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:08:22 ID:qIfErOzY [3/20] / ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) それはいいが・・・・・・
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ やる夫、お前本当に大丈夫か?
. | nl^l^l
. ヽ | ノ
ヽ ヽ く
/ ヽ \
____
/ ー ー \
/ (⌒) (⌒)ヽ
| (__人__) ! 大丈夫、だお。
ヽ、__ `⌒´ ノ
rへニニ,r '' \ノ ̄ヽ
| | / ',
fニニ):| | ト :| |
244 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:08:39 ID:qIfErOzY [4/20] , ⌒ハ ハ⌒ 、
j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ
Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ ヽ :(⌒ヽ リノ 大丈夫、って言われても・・・・・・
リ::::::( ( ●) (ー:::ゝ '、
. ハ::::ハ ,, r‐ァ リ) )ヽ 丶 私たちは大丈夫じゃないんだけど・・・・・・
) ) )、  ̄ノくハ( / 〉 特に見慣れてるだろう兄貴ややる実と違って、私には、ちょっと・・・・・・
(,(.( ' ヘ い ノ:::)) /
ノ/)` ヾ ソ ̄(( 、 /
,' ノ Y Y
l: ( ...... ..... i
ヾ. .. :::::::: ::::: .ノ
245 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:09:14 ID:qIfErOzY [5/20] ____
/ ー ー \
/ (●) (●)ヽ
| (__人__) ! なに、やらない子ちゃんだって、じきに見慣れるお。
ヽ、__ ヽノ ノ
rへニニ,r '' \ノ ̄ヽ
| | / ',
fニニ):| | ト :| |
| |:::| | | !、 | |
((二ソ | | | !、 | |
| |: \ \ | \
ヘ,,』,,_L\_ゝ__」 、 入
└|i へ { ヽふ)::::.  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
L_ ',ヽ、 ⌒ヽ:::,,____/ !
! '、` - _ l三ソ ! !
ヽ.  ̄:| | ./ | ,'!
!: | | / _,,,| イ
!: |___i ニ ̄ .⊥_.ノ)
! {ミ─ ∠\ ̄/>彡}
`'' ー-{ミ二ミ=─Υ::_シ二)
} ̄ヽ ̄ ̄  ̄
ヾニニ)
246 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:09:32 ID:qIfErOzY [6/20] , /.'´ ̄ ̄` ー-
/ 〃"`ヽ、 ヽ
/ / ハ/ ヽハ
|i │ l |リ \ .}リ| 兄ぃ!
|i | 从 ( ●) l从
V ( | |⊂⊃ 、_,、_,) 体調不良を押しての出演は止めないけど、
\ V j 〈_y'ノ セクハラ発言は厳禁だお!
へ、/ __ノ
r ヽヽ:::::::|ヽ`ー'1ーヽ、 できない子さんが言うのはまだ許されるけど、
| V:::::::::::∨yヽ/:::: /,1 兄ぃが言うと下品極まりなくなるんだお!
! ノ {:::::::::::::: ヽ/::::::::: y i
.|⌒`'、_:::::::::::::::::::::::::::::::: } !
{  ̄''ー=ム::::::::::: ィ. i
ゝ-,,,_____)--,, /
>:\__ ィ
|ヽ:::::::::::::::::"'ー‐-'
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) まあ・・・・・・とりあえず今日の解説に入るか。
| ` ⌒´ノ
.l^l^ln } やる夫はともかく、
.ヽ L } やる夫の方を見たときにちらちら見える粗物は、
ゝ ノ ノ 存在しない、存在しても認識しない、ということで。
/ / \
/ / \
. / / -一'''''''ー-、.
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒))
247 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:10:08 ID:qIfErOzY [7/20] , ⌒ハ ハ⌒ 、
j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ
Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) ルリノ
リ::::::( ( ⌒) (⌒::( 今回の事案は簡単に説明すると、1つの事件において、
ハ::::ハ ,, r‐ァ リ) ) 不法行為責任と債務不履行責任が訴求できる場合、
) ) )、  ̄ノくハ( 一方を訴えて棄却された後に、
(,(.( ' ヘ い ノ:::)) もう一方を請求できるか、という問題です。
ノ/)` 'ヘ/⌒)^ヽヽ
| Y / ∠ }' !
.|. V r< 〈 |
', /:::. ..ヽ ヽ
ゝー' \ノ
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ●)(●) 同じような問題は、
| (__人__) 例えばちゅるやが債務不履行で訴訟やってるときに、
| ` ⌒´ノ 別の裁判所に不法行為で訴求するような場合にもいえるな。
| } \
/ヽ } \ まあこの場合は二重起訴禁止の問題だが。
/ ヽ、____ノ )
/ . | _/
| / ̄ ̄(_)
\ \ /| JJJ (
\ / /⊂_)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第142条
裁判所に係属する事件については、当事者は、更に訴えを提起することができない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
248 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:10:26 ID:qIfErOzY [8/20] ,‐'´ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ \
/ /"" `ヽヽ ヽ ,
/// ,'/ ヽハ 、ヽ ヽ -
〃 {_{ ─ ─ ,リ| l | i| ` でも、その場合「事件」が同一じゃないといけないお。
レ小l ( ●) ( ●) 从 |i|
V⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃ノノ 当事者が同一なのはわかるけど、
ヘ,、 __, イ/ あと、どんな要件が必要になるんだお?
r-ヽ:::::|ヽ ,1ー:::::ヽ、
ノ V:::::::::∨yヽ/::::::::::/,1
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ /\'ー、 ,, ..,、
| ( ●)( / .\` 、 . // / 当事者の同一性と、事件の対象の同一性、と言われているな。
. | (__人/ \ヽ、,.// ../
| ` / ``77 / 仮にちゅるやとオプーナの事故の件で考えるならば、
. ヽ / / / / 当事者の同一はちゅるやとオプーナという関係が同じってことだ。
ヽ.. / fヽ、/ / , -,./
/./ r-、 ヽ ∨,ノ / 問題は事件の対象の同一性、ってところだ。
|. \ 〈\.\,〉 `, f
| . \ (ヽ ヽ `.. |
| .\ \ ノ
249 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:10:40 ID:qIfErOzY [9/20] , ⌒ハ ハ⌒ 、
j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .:::::::.i
ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::.i
ル:::::リγ::..:::::..:::.:..ヘ、: : : :: ノy:::::リ
Yyノ ノ :ノ...:ノ _ノ ヽ ::::::) ルリノ 事件の対象、ってのは「訴訟物」って言われてるわね。
リ::::::( ( ●) (●::(
. ハ::::ハ '' r‐ァ リ) ) 訴訟物ってのは、審判の対象となる権利関係、
) ) )、 ⌒ ノくハ( もっと言ってしまえば、請求の元となってる権利関係のこと。
( `ー───------r'う
)`ー──────、)))
i ...... ..... i /
ヽ::::::. .:::: .ノ(_rつ
i ::::::::::::::::::(__(三)
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \ ,.:┐
.( ●)( ●) ..| / |
(__人__) .|./ / その通りだろ。
i⌒ ´ .r−、 |/ /
{ ヽ, ',. .,/ :/', この点、判例や実務は、訴訟物を、
.ヽ .| l_/_, -‐、', 「実体法認められている権利」と考えている。
.ヽ . | / , -−'i|
/ { V , -−ヘ
| ヽ L| r= |
250 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:10:58 ID:qIfErOzY [10/20] ____
/ ー -\
/ ( ●) (●)
| (__人_) !
ヽ、__ `⌒´ ノ
rへニニ,r '' \ノ ̄∨ ̄'''''ー-v‐''7 確かに、実体法の権利そのままだから、
| | | /::::::::::::::::::::/:::::/ 裁判所にしても、当事者にしても、
fニニ):| | ト. ./::::::::::::::::::::/:::::/ 明確に判断しやすいお。
| |:::| | | | ./::::::::::::::::::::/:::::/
((二ソ | | | ┴──rつ::::::::::::::::/:とヽ
| |: 'i───‐(_つ:::::::::::::/::と}ノ
ヘ,,』,,_ L_____i ̄'''ー'-‐´
└|i へ { 、::::.  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
L_ ',ヽ、 ⌒ヽ:::,,____/ !
! '、` - _ l三ソ ! !
ヽ.  ̄:| | ./ | ,'
!: | | / _,,,| イ
!: |___i ニ ̄ .⊥_.ノ)
! {ミ─ ∠\ ̄/>彡}
`'' ー-{ミ二ミ=─Υ::_シ二)
} ̄ヽ ̄ ̄  ̄
ヾニニ)
251 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:11:12 ID:qIfErOzY [11/20] , r ' ⌒ ヽ、
. / ヽ,
/ ,,ヽ、_ヽ そうなんだ。確かにわかりやすい。
. | __,ノ 彡(○ )
| (○ ) 彡 | しかし一方で、問題が多いことも事実なんだ。
. | 入,__)
|. ゙'ー'´ 旧訴訟物理論で考えた場合、
. | ゙ヽ、__ノ 契約責任を求める訴訟の係属中に、
ヽ、 ノ\. ちゅるやが不法行為責任で別の裁判所で訴えたときに、
/::ヽ、_ /ノ:::::| どういう問題が起こると思う、やる夫?
. /:::::::,::::\ゝ、◇ノ::::i:::|
. |:::::::::|:::::::::\¶/::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|
252 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:11:26 ID:qIfErOzY [12/20] ____
/ u :::. ヽ
/u _ノ::::::ヽ、ヽ
| ( >)::::::(<)!
ヽ、 u (__人_)) / うっ、おなかがいたいお。
rへニ ,r" ヽ、__.`⌒´/
| | | ヽノヽ やらないこちゃん、あとはまかせたお。
fニニ):| | | ,!
| |:::| | | | | |
((二ソ | | | ,,|___ | |
| | ヽ___{つ_| |
ヘ,,』,,_.L___と}___ノ
└|i へ { 、::::.  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
L_ ',ヽ、 ⌒ヽ:::,,____/ !
! '、` - _ l三ソ ! !
ヽ.  ̄:| | ./ | ,'
!: | | / _,,,| イ
!: |___i ニ ̄ .⊥_.ノ)
! {ミ─ ∠\ ̄/>彡}
`'' ー-{ミ二ミ=─Υ::_シ二)
} ̄ヽ ̄ ̄  ̄
ヾニニ)
253 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:12:02 ID:qIfErOzY [13/20] ,⌒ハ ,ハ⌒ 、
,'...::::::ヽ、,_r - −¨⌒`へ _,、_-_:.:::ヽ
ノ....:::::::.ィ〃:::::::::::::::::::::ヘ::::::::::::::ヽ`ヽ::::::::ハ
i...:::ィ::::∧:::::::: ::´::::,::::ハ:::::::::::::::::ヽ ´丶/:i
ト..:::/::/::|/::: :/´:::::::::メ:/ヽ:::i::::::: :ゝ:::ヽy::::i もうしょうがないわね・・・・・・
ル.:::ノ::::リ/:::/:::::/:::/l/::::::/| l:::::l::::::::::::丶::ヽ::リ (逃げやがって、この_gadad!)
{ /jYyノ::/::::イ::::/::l::::::/|/ l:::/l:::/l::::::::i:::::l:::〈
) |/|/:::;/l;::/.:::l/ l:/ ,l;/ !:::::::l::::l ルリ:::、
レ::l;::/.レl/ノ' l/_, l;_ l:::,:/:::l:! ヽ) まず、請求が異なるとはいえ、同じ事件に基づいてるから、
l/:l::i -一 'てア` レ::i::l:::l 判決が矛盾するおそれがあるわよね。
fヘ ,ィァ_ |::::::ヘ'''' . '''/::l::::l:/ あと同じような事件なのに何度も訴訟やられたら、
.イ ) ,彡 /)ノノ::|/::::.::ト. r‐ュ , ',:::/|::::i:| 手間がかかってしょうがないわ。
シ | } ヽ、 /^) l/ ,、,':::::i::::::l:`r 、_ イ/::::/:::|::::i:|
ヘ ヽ、/ ′}/ /::::::l/:l;;;l:::l |l::从:::ノl::.:.V
∨,/ ヽ /;;;;;;::l:/l/l::{ヾ、 ソ/ ̄/'ヽ、ヽ
{ { } /ヽィ-‐/ ゞ ヽ イ/ /ヽ
ノ /::::::::|ゝ\ ゙⌒`V^¨^V⌒" / i/ ',
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) まあ、そんなところだろ。
| (__人__)
| ノ 同じことは、本件でも言える。
| ∩ノ ⊃ } ちゅるやが契約責任で負けた後、不法行為で訴えるわけで、
/ヽ / _ノ } 同じような訴訟で何度も訴えられるオプーナにしたら、
( ヽ / / ノ たまったもんじゃないだろ。
ヽ “ /_| |
\__/__ /
254 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:12:22 ID:qIfErOzY [14/20] / ̄ ̄\
. _ノ,、 \_ \
( ●)( ●) |
(__人__) |
(`⌒ ´ | そこで、「新訴訟物理論」ってのが学者の中から提唱される。
{ |
{ / この理論をとった場合の訴訟物は、
ヾ / 「一定の給付を求める法的地位」って形になるんだ。
ソgヘ二ニ=7⌒ ̄"⌒ ̄〆"⌒ニつ
∧ii/ oィ/" 〃 (乙ノ≠^ソノ こうなると、確かに契約責任の別訴や後訴で、
/ .|//= ゝー─〜゙─‐゙〜'´ 不法行為を求めるとかは出来なくなる。
l |。 `~/
/ |。 / 何度も応訴しなくてもいい、判決の矛盾とかも考えなくてよくなる。
/ソ |。 (
/ リ∠\____ニゝ
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ /" `ヽ ヽ \
//, '/ ヽハ 、 ヽ
〃 {_{ ⌒ ⌒ リ| l │ i| 確かに、そういう面では解決されているといえるお。
レ!小l( ●) (●)从 |、i|
レ⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ/ でも、「一定の給付を求める法的地位」って、
ヽ、 ゝ._) j // はっきり言ってよくわからんお。
ヘ,、 __, イ/ どこまでがその範囲なのか、全く持ってわからないお。
/ ∩ノ ⊃ヽ、
( \ / _ノヽ |
. \ “ /.__ ノ .|
\ /___ .ノ
255 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:12:43 ID:qIfErOzY [15/20] / ̄ ̄\
rヽ / ノ \ \ そうなんだ。基準がよくわからない。
i ! | (●)(●) |
r;r‐r/ |. | (__人__) | だから実務では、実体法という明確な基準がある、
〈_L (`ヽ .} | ` ⌒´ ノ 旧訴訟物理論が普通に使われているんだ。
l` ( ``/ . | }
ヽ l . ヽ }
|,. l /⌒ ー‐ ィ ヽ
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ /\'ー、 ,, ..,、
| ( ●)( / .\` 、 . // /
. | (__人/ \ヽ、,.// ../ さらに、判決の矛盾や、訴訟の煩わしさとか、そういうのも、
| ` / ``77 / 訴訟法上の信義則で解決するのが今の判例なんだ。
. ヽ / / / /
ヽ.. / fヽ、/ / , -,./
/./ r-、 ヽ ∨,ノ /
|. \ 〈\.\,〉 `, f
| . \ (ヽ ヽ `.. |
| .\ \ ノ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第2条
裁判所は、民事訴訟が公正かつ迅速に行われるように努め、
当事者は、信義に従い誠実に民事訴訟を追行しなければならない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
256 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:13:04 ID:qIfErOzY [16/20] , ⌒ハ ハ⌒ 、
j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .:::::::.i
ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::.i
ル:::::リγ::..:::::..:::.:..ヘ、: : : :: ノy:::::リ 要するに、ちゅるやさんは、契約責任の訴訟の時点で、
Yyノ ノ :ノ...:ノ _ノ ヽ ::::::) ルリノ 不法行為責任についても主張することができた。
リ::::::( ( ●) (●::( 出来たのにしなかったのは、するつもりがなかった、ってことであり、
. ハ::::ハ '' r‐ァ リ) ) そういうことを信頼したオプーナを裏切ったらいけないでしょ、
) ) )、 ⌒ ノくハ(
( `ー───------r'う って感じで、否定していくのよね。
)`ー──────、)))
i ...... ..... i /
ヽ::::::. .:::: .ノ(_rつ
i ::::::::::::::::::(__(三)
, -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、 ∩_
, ' /" `ヽ ヽ ヽ 〈〈〈 ヽ
, ' //, '/ ヽハ 〈⊃ }
|i 〃 {_{ ⌒ ⌒ リ| l``、. | と、いうことは、
|i | | ( ●) (●) 从!」 | どっちの説を採ろうが、ちゅるやの訴えを否定するのは可能、
|i`从⊂⊃ 、_,、_, ⊂⊃ヽ」. ! ってことになるお。
|i从/、 (_.ノ /ノl | ,|
ヘ,、 __, イ / ノ まあ新訴訟物理論は実務が踏襲していない以上、
r ヽヽ::::::|ヽ`ー'´,1ー:ヽr ヽ / 旧訴訟物理論プラスその修正のほうが現時点では妥当だお。
{ V:::::::::∨yヽ/::::::::::/ ,1
|ノ''::"::::::::::ヽ/::::::::::: r"'
257 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:13:30 ID:qIfErOzY [17/20] / ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) そんな感じだろ。
. | u. (__人__)
| ` ⌒´ノ しかしこの信義則ってのも、結構な危険をはらんでる。
. | }
. ヽ } なぜなら、何でもかんでも「信義に反する」「誠実じゃない」ってことで、
ヽ ノ ぶった切っていくことが出来てしまうからな。
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
/ ̄ ̄\ ( ;;;;(
/ ._ノ ヽ、\) ;;;;)
| (●)(●)/;;/ ちなみに今回出てきた訴訟物論争、
| (__人__)l;;,´| こいつは、民訴法を勉強する上で、
| ./´ニト━・' .l 結構いろんなところに関わってくる問題だ。
| .l _ニソ }
/ヽ、_ノ / 刑法の行為無価値vs結果無価値同様深入りはしないほうがいいが、
__/ / ノ__ いちど確認ぐらいはしておいたほうがいいと思う。
/ / / `ヽ.
/´ ./ ,. ヽ. というわけで今日はここまでだ。
ト、_,/. |、 ヽ 第2問は明日やるから、待っていてくれ。
| |/ /
258 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:15:46 ID:qIfErOzY [18/20]以上でございます、ご清聴ありがとうございました。
なお、つい一週間ほど前でしょうか、
この「新訴訟物理論」をここまで広めた立役者と言える、
元法務大臣で民事訴訟法学者の三ヶ月章先生がお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りいたします。
259 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:18:48 ID:xyOMmSWIおつ
三ヶ月先生に合掌(−人−)
だが新訴といえば東天紅の新堂先生のほうが先に思い浮かぶ
260 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:35:57 ID:qIfErOzY [19/20]>>259
兼子(旧訴)→三ヶ月(新訴)→新堂(新訴を若干修正)って感じですね。
師弟関係でいうなら三ヶ月先生と新堂先生は兼子門下生で兄弟弟子。
ちなみに三ヶ月先生の弟子に、なぜか旧訴の伊藤眞先生(真でも誠でもないw)がいるのが面白いところw
261 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 22:58:49 ID:Jia.PmFk新堂は新訴訟物理論のほか、争点効なんてものも主張してるからインパクトは強いんだよね。
判例はどっちの論点も信義則で済ませる形で固まってるから、「そういう異説もある」程度の認識に留めておくのが必要にして十分かと個人的には思う。
旧訴訟物理論を支持してる学者ってのはイトマコ(塾講じゃない方)の他に誰かいたかな…?
そのほか、松本=上野の教科書なんかだと「二分肢説」なんてのを唱えてるけど…うーん……
262 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/22(月) 23:13:33 ID:qIfErOzY [20/20]>>261
ただ、新堂先生のいる(っていうかもう「いた」のほうが正しいのか?)愛知大学ローが、
かなり合格率高いのは、やっぱり新堂先生の効果がでかいってことかな、って思いますね。
っていうか、どうも民訴のいい先生がいるローは結構司法試験の結果がいいような気がします。
wiki見る限り上田徹一郎先生が旧訴らしいけど・・・・・・
最近流行りの「講義民事訴訟」の藤田広美先生は元々裁判官だからちょっと違うし。
263 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/23(火) 00:00:17 ID:ELRdPpnM>>262
T田先生の授業で優を取る人は9割くらいの割合で新司法試験に受かるとか……
264 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/23(火) 02:05:28 ID:tI.ePaNc実務は完全に旧訴で動いているし,新訴だと要件事実論が意味不明になっちゃうから,
実務家教員は基本的にロースクールで旧訴訟物理論に基づいて教えているはず。
265 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2010/11/23(火) 09:06:03 ID:yAh3LIJM>>264
うちのローでは研究者教員も
「私は新訴訟物理論をとるんですけど、授業では旧訴訟物理論を前提にしましょう」
って言ってた
266 名前: ◆jdzUxNcg/.[sage] 投稿日:2010/11/23(火) 22:05:01 ID:edSQa9z. [1/53]こんばんわ。
>>264
基本的に新訴訟物理論そのものが旧訴訟物理論の批判から出てきてるものなんで、
まあ基本的に研究家もそれで教えられるんですよね。
大体判例が全部旧訴だしw
ただ、研究家先生の悪いところは、どうしても自説にこだわるところですかね。
そりゃ昔の学部時代はそれでもいいんだけど、今はそういうわけにはいかないでしょ。
その点を嫌がってロー離れる先生が意外にいるとかいないとか・・・・・・
続きますまとめへ

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